2015年10月15日木曜日

上善明寺 「報恩講」  11月2(月) ・ 3(火)【文化の日】 ・ 4日(水)

報恩講は
宗祖親鸞聖人(1173年-1262年)のご恩徳をしのびつつ、一年でもっとも大切に勤められる御法要です。

 

『報恩講』                                           

「お番」の晩は雪のころ、
雪はなくても暗のころ。

くらい夜みちをお寺へつけば、
とても大きな蝋燭と、
とても大きなお火鉢で、
明るい、明るい、あたたかい。

大人はしっとりお話で、
子どもは騒いじゃ叱られる。

だけど、明るくにぎやかで、
友だちゃみんなよっていて、
なにかしないじゃいられない。

更けてお家へかえっても、
なにかうれしい、ねられない。

「お番」の晩は夜なかでも、
からころ下駄の音がする。

金子みすゞ                        



生まれ故郷の山口県の方言「お番」(報恩講)の日には、夜道を両親や祖父母に手を引かれお寺へ相寄り集い、大人も子どもも特別な「明るい、明るい、あたたかい」報恩講へお参りしたこころ温まる嬉しいが伝わる詩であります。
「なにかうれしい、ねられない。」大人も子供もそれぞれが、自分自身を見つめる御仏事としての報恩講へ、皆さまお誘い合わせ、お参りください。



◆開催日時  2015年11月2(月) ・ 3日(火)【文化の日】 ・ 4日(水)


◆ご法話    2日(月)       勅使英照師 正休寺(海津市平田町)住職

 
          3日(火)【祝日】   梛野明仁師 本澄寺(愛知県西尾市)住職
                               スーパー絵解き座 座長


『融通無碍』 梛野明仁師『親鸞聖人御絵伝』の絵解き説教を聞かれた方の紹介リンク

           4日(水)       飯山 等師 西向寺(揖斐川町西津汲)住職

                               元京都大谷高等学校教員