英国ロンドンのオートマタ作家集団Cabaret Mechanical Theatre(キャバレー・メカニカル・シアター)創設者のひとりであるRon Fuller(ロン・フラー氏)が1991年に制作したオートマタ
"Sheep Shearing Man"(羊の毛刈りの男)
見方、価値観が 顛倒 (〘仏〙煩悩のために誤った考えやあり方をすること)しています。
自然とわたし。動物とわたし。植物とわたし。地球とわたし・・・
当たり前にしてる事は、本当に当たり前のことなのだろうか?
支配する者、支配されるものになっていないだろうか?
ある先生から「種を蒔くなら3つ蒔け」ということわざがあると教えて頂きました。
多く収穫するためでもなく、より良い苗を育てるためでなく
3つの種は
一つは、ほとけさま、ご先祖へ
一つは、育み育てた大地、太陽へ(また、生き物へ)
最後のひとつを、我々が頂く。
ひとつでも欠けたら育たず、我々のいのちのいとなみも、大地、太陽、空気、いろいろないのち、また、人々の手により頂いたいのちを頂いているのだと・・・
顛倒 した羊と毛刈りの男から、当たり前の事として見る危うさに対し、違う観点から物事を見、考える眼差しを頂いているように思えます。
念仏は行者のために、非行非善なり。
わがはからいにて行ずるにあらざれば、非行という。わがはからいにてつくる善にもあらざれば、非善という。
ひとえに他力にして、自力をはなれたるゆえに、行者のためには非行非善なりと云々
『歎異抄』 第八章より
Cabaret Mechanical Theatre - Travelling Show