2018年12月26日水曜日

一楽真先生のことば / 上善明寺 大晦日 除夜の鐘 12月31日・修正会(初詣)1月1日 ご案内

 

望みが叶うこと
嫌なことから逃れること
それは
救いではありません
一楽 真
 
◆開催日時 
 
12月31日 
大晦日 除夜の鐘 
午後11時30分~ 撞き始め 

 昨年まで「年越しそば」を用意しておりましたが、本年度は「クジ引き」(先着200名)を用意し皆さまのお越しをお待ちしております。


1月1日(元日)
修正会 年頭勤行 
午前0時30分~

◎お参りへは念珠をお持ちください。

皆さまのご参詣をお待ちしております。

 
元日にのみ特別公開される寺の宝物「三光石」。この三光石には140年ほど前から、次のように伝えられています。

上善明寺へ嫁がれた坊守さまは、草木を見ては「ありがたい、ありがたい」と手をあわせ、ひとびとの話を聞いては「ナンマンダブツ、ナンマンダブツ」と念仏を称えられる温かい心の持ち主で、皆から「まるで仏さまのような方じゃ」と、慕われていました。

 
明治9年(1876年)6月15日の明け方のこと、坊守さまの夢枕に仏さまが立ち、「賀須河原(※ 賀須河原は現在の粕ヶ原)の川原に大きな目印になる石があり、その石から川の中へ七歩進み、それから西に十八歩進んだところに、この世に二つとない三光石という珍しい石がある。持ち帰って大切にするがよい。」とおっしゃられました。
 
坊守さまは不思議な夢だとは思いましたが、あまり気には留めませんでした。ところが、次の日も、また次の日も、その次の日も、5日間続けて同じ夢を見られたのです。
そこで、坊守さまはその夢の話を住職に話されました。住職さまは「それは、なんとありがたい夢じゃ。寺男を連れ見に行きなさい。」といわれ、翌日の明け方、寺男を連れて見に行きました。すると、夢のお告げどおり朝日に照らされ黒く輝いた三光石を見つけられたのでした。
三光石には光輝く 太陽、月、星 の三つが浮かび上がっていました。
 
 
寺へ持ち帰り住職さまに見せると、「これはすばらしい。これこそお浄土をあらわす仏さまの石じゃ。」 と、たいそう喜ばれ、それ以後、上善明寺の宝物として大切に遺されています。